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制御できない熱

卸営業部 橋本樹

卸営業部

橋本樹

Profile

  • 入社年月:2019年7月
  • 趣味:ドライブ
  • 将来の夢:健康第一に安定した生活を送る、日々を充実させること
  • 自分の性格を一言で表すと:フレンドリー
  • あなたにとってお客様とは:仕事に向き合う姿勢教えてくれる存在

社交性の高さから、飲み会では上司すらイジってしまうというが、そこはご愛嬌。「お客様のニーズを聞き出すことがなにより大切」と、持ち前のコミュニケーション力でお客様の懐に入り込み、本質的な課題を解決し続けている。

Episode

“信頼の重み”に触れた時
私は制御不能になった

お客様に安心を与えること。
中国でのとある“事件”でその大切さを学んだ時、
仕事への情熱を、制御できなくなりました。

Chapter 01

想定不足が招いた
大規模な納期トラブル

「生産が2週間遅れます」。メーカーから届いたのは、発電所で使用するバルブについての連絡です。メーカー→一ノ瀬→商社→お客様の流れでバルブを届ける卸営業部の取引。どこかで2週間の遅れが出れば、他の人のスケジュールが大きくズレ込みます。ただ、これは、私が余裕のあるスケジュール管理をしていれば防げた事態でした。「やるべきことができなかった」と反省しながら、すぐに商社様へ納期の延期を提案しにいきました。

Chapter 02

商社様も仲間だと分かった
2人でトラブル解決を誓った

「納期の延長は無理です」。これが、商社様からの返事でした。聞けば、エンドユーザー様である発電所の担当者に報告したところ、「納品が遅れるのであれば、この案件はなかったことに」と言われたそう。そこで気が付きました。私がやるべきことは商社様に催促することではない。商社様と二人三脚になって、どうにか納期を延ばせないか交渉することだと。半年間かけて進めてきた大型のプロジェクト。必ずやりきるんだという覚悟を新たにしました。

Chapter 03

しつこいくらいの交渉
もぎとった約束と学び

商社の担当者様と2人で何度もメーカーさんのもとへ足を運びました。プロジェクトの重要性や、納期延長によるデメリットの対策。誠意を持って、粘り強く伝え続けた結果、門前払いだった当初から一転、納期通りに生産いただく約束を取り付けることができました。私たちにとって、納期を守るということは商社様やエンドユーザー様の信頼を得ることを意味します。事実、この件を通して対応力を評価いただき、商社様からまた別の案件を任せていただくことになりました。バルブの仕事に熱くなれたのは、この体験が1つのきっかけでした。

Chapter 04

トラブルを乗り越えて
キャリアにおける教訓を得た

生産スケジュールに余裕はあるか?注文内容に間違いはないか?あの一件以来、トラブルを防ぐための“疑いの目”を持つようになりました。それが、取引先であり仲間でもある商社様と仕事をする上で欠かせないと、身にしみて分かったからです。バルブを使用するエンドユーザー様と直接コミュニケーションが取れない卸営業部。だからこそ、できる範囲で密に情報交換をしながらプロジェクトを進めなければいけない。キャリアにおける教訓を与えてくれる一件でした。

Future

お客様にとってどんな人になっていきたいか

どんな時でも寄り添って
絶対的な信頼関係を

商社様にとって、バルブの納品先を私たちに教えるのはリスク。それを聞いた私たちがエンドユーザー様と直接取引する恐れがあるからです。そんなことは絶対にしませんが、商社様からすれば信頼できる人以外には教えないのが普通です。しかし、エンドユーザー様の本質的な課題解決のためには納品先の情報が必要不可欠。そのため、仕事上ではもちろん、プライベートでも商社様との関係を築き、強い信頼を元に情報を共有して頂ける営業マンを目指しています。

Entry

情熱の制御をはずせ

誰かのためになる仕事がしたい。
胸に秘めるその情熱は、制御しなくていい。